2010/10/30

ロンドン病

ロンドン病とは、自分が勝手に名付けた病気です。
住んでいる場所がロンドンなだけで、海外であれば例えばメルボルンならメルボルン病になります。
症状は極めて軽いうつ病で、目的や目標を見失った時に現れます。
ホームシックというわけではありませんが、厄介なことに定期的に突然こいつがやってきます。
前回かかった時は、お酒の力を借りてtwitterにつぶやきまくり、回避できました。
ついでにビールが好きになるという、嬉しい誤算もありました。

ここ最近、またロンドン病にかかっています。
何故かかるのかと自分を分析したところ、まず一番目は生活が潤っていないから。
仕事→ご飯・勉強・ネット→就寝→仕事→ご飯・勉強・ネット→就寝…の繰り返しで、海外にいながら日本にいるのと変わらない生活をしていて、新しい出会いや発見等生活に変化が無いため。
次に、まだ自分のやりたい事が実現できていないから、それに対するストレス。
三番目に、人を妬むなんて恥ずかしい行為ですが、他人が充実しているのを見て、それに対しての嫉妬心。

一言で言えば、ただ自分が小さいだけ。

自分の行動次第で、如何様にも変わるはず。
ロンドン病にかかる度に、自分を見つめ直し、次にどう行動すればいいか考えるきっかけになります。
自分に足りないものは“積極性”で、いかに自分が“ビビり”なのかも思い知らされます。
元々の性格が“石橋を叩いて…叩いて壊してしまう”性格でしたが、海外で生活するうちに、この性格は少し改善されました。
…が、根本的な部分では変わっておらず、おそらくこの性格ゆえに、色々考えすぎて考えすぎての悪循環。
アレしたいコレしたいと目的や目標は浮かんでくるのに、実際に行動に移せてない自分がいます。

じゃあ、行動に移せばいいじゃん。

せっかく海外に住んで、他人の目なんて気にならない環境にいるんだから、失敗とか恥ずかしい思いをもっとするべきかもしれません。
100%じゃなくて1%でもいいから少し踏み出して、もっと軽い気持ちで何事もやってみたらいいのかな。
果たして、今後ロンドン病にかからなくなる日はやってくるのでしょうか。
日本に帰る時には、多少“積極性”が身に付いているのでしょうか。
こういった、今考えている事を残せるという点でも、blogをやっていて良かった。

2010/10/26

2010年10月のフラット事情

今住んでいるフラットの状況を綴ってみたいと思います。

●自分
●韓国人女性(管理人)
●イラン人女性
●イギリス人男性
今現在、上記の4人で住んでいます。
日本人は自分しかいない英語環境ではありますが、お互いに仕事やら大学やらで生活する時間帯が微妙にズレているため、特に顔を合わせることはありません。
また、それぞれが割とプライベートを重視する感じで、お互いに空気を読んで生活をしているし、リビングが無いというのも要因かも。

その中でただ一人、イラン人女性は割とみんなとコミュニケーションを取ろうとしています。
誰かがキッチンにいると入ってきて少し話をしたり、特に自分がキッチンを使う時は狙ったかのように同じタイミングで使おうとしてきます。
しかし、特に会話が弾むわけでもなく、微妙な空気が流れて気まずい…。
おまけに彼女の英語は中東訛りで、英語力が低レベルな自分には聞き取りづらいです。
彼女は部屋では常に電話で誰かと話をしているし、単純に人が好きでおしゃべり好きなだけなのかも。
そんな彼女ですが、割と何でも開けっ放しで散らかし放題、洗い物も放置な上に、人の冷蔵庫のスペースまで勝手に占領してきます。
「おお、これが噂に聞く、非日本人と住むのは嫌だと感じる典型か。」と、他国(彼女の性格だけなのかもしれませんが)の文化を肌で感じています。

Bed bugのトラウマも消えていないし、ネットが度々使えなくなるしで、引越ししたいのはヤマヤマですが、いかんせん真剣に部屋探しをしていないので、いい部屋が見付かるわけもなく現在までズルズルと住み続けています。
しかし、このフラット生活にそろそろピリオドを打とうかと考える、今日この頃です。

2010/10/16

ロンドンのナウでヤングな街

先週の日曜日(2010年10月10日のゾロ目)、友達にCamdenとBrick Laneを案内してもらいました。
この日は本当に天気が良く、今年最後の暖かい日で、絶好の外出日和でした。
まずはCamdenで友達と待ち合わせ、Camden Marketをぐるり。
通りを挟んでかなり広い地域に及んでいることにびっくり。
そして、人の多さにもびっくり。
たしかスラングで“Emo”と呼ばれるロックな人達がいて、たくさんバーやクラブがあるようです。
もちろんMarketも充実していて、本当に何でも揃います。


ランチには自分が希望していたHacheに連れていってもらいました。
通りから少し入ったところにあり、可愛くお洒落な内装の店内です。
少しお高いバーガーは、噂通り本当に美味しくて大満足でした。
店内は撮影禁止らしく、残念ながら写真はありません。
詳しくはリンクをクリックして下さい。

その後はバスに乗ってBrick Laneへ行き、こちらでもMarketをぐるり。
こちらはとにかくFoodが充実していて、色んな国の料理をTake awayで食べられます。
道の至る所で美味しそうな料理を貪る若者がたくさん。
CamdenよりBrick Laneの方が地元色が濃い下町って感じです。
観光でロンドンに来るなら、こういう所に行ってほしいとも思います。
また、こちらでは噂のベーグル屋さんに行き、スモークサーモンとクリームチーズのベーグルを食べました。
チーズケーキも美味しいとのことで、友達から一口もらいましたが、美味しい。
値段も手頃だし、近くに住んでいたら間違いなく通ってしまいますね。


最後に、ロンドンに住んでいながらまだ行っていなかったタワーブリッジへ。
日が暮れるのが本当に早くなりましたが、この日は夕方になっても寒くはなく、テムズ川を吹く風邪がとても気持ち良かったです。


二つのロンドンのナウでヤングな街の昼の顔を見ましたが、次は夜の顔を見に行ければと思います。
…どなたか夜遊びが得意な方の手助け求む!

2010/10/13

Bath

109日、お風呂(Bath)の語源となったバースへ行ってきました。
今回は二日前(107日)に突然行こうと思いついた上、コーチで3時間は我慢できないので、£44と少し高かったですが鉄道を利用して行きました。

Paddington駅を11:30出発、Bath Spa駅に13:00到着。
こちらはエイヴォン川にかかるバルトニー橋。


まず向かった先はロイヤル・クレッセント。
三日月(クレッセント)のように美しい曲線を描いた建造物です。
こちらは普通に人が住んでいたり、ホテルが入っていたり、美しいですが言ってしまえばいわゆるただの住居です。


その後は目当てであるローマン・バスへ。
紀元前1世紀にローマ人によって建てられた大浴場です。


こちらは入場料にオーディオガイドも含まれていて、嬉しいことに日本語もありました。
もちろん利用して、時間をたっぷりかけて内部を見学しました。
2000年も前に、今で言うところの健康ランド的な施設があって、しかも床暖房やサウナまであったというのですから驚きです。
今も当時と変わらず温泉が湧き続けていて、施設で温泉に浸かることはできませんが、隣接するPump Roomにて温泉を試飲することができます。
飲んでみましたが鉄分の多いお湯で思わず顔を歪めてしまいました。


最後にバース・アビー。
この教会は、壁の大半を占めるステンドグラスも素晴らしいですが、特に天井のアーチの造りが素晴らしい。
こちらも日本語のパンフレットがありました。


天気はあまり良くはありませんでしたが、気温が暖かくて良かった。
ロイヤル・クレッセント前の公園でのんびりサンドイッチを食べていたら、近くで遊んでいた犬が突然自分の横にちょこんと座り、その飼い主さんと少し言葉を交わして、こういうふれ合いもいいなーと少し癒されました。

2010/10/04

ネイティブと音楽

職場に日本人とフランス人のハーフで、英語・日本語・仏語のトライリンガルがいます。
そんな彼のネイティブランゲージは英語。
そして彼の生活にとって一番欠かせないものは“音楽”で、趣味でもあるそう。
どんなジャンルが好きなのか尋ねてみたら“トランス”が好きであると。
「男だったらロックだろ!」と言ってみたところ「歌詞が酒と女とドラッグばかりだから、あまり好きじゃない。」と言ってました。
自分は中学生くらいから洋楽が好きで聞いてましたが、内容を理解できないから歌詞はもちろん歌さえもメロディの一部として聞いていました。
彼には当然、我々が日本語歌詞を聞き取れて内容が分かるように、英語歌詞の曲は何が言いたいのか分かるそう。
改めて、ネイティブってそういうことなんだな~と思いました。
気をつけて大好きなoasisの曲を聞いてみると、なんとなく聞き流していたフレーズが少しだけ聞き取れましたが、その歌詞に込められた意味などは分からず。
先はまだまだ長い…。

2010/10/03

Greenwich

Greenwichと書いて、日本語だとグリニッジ。
926日(日)、オックスフォードの友達がそろそろ日本に帰国ということで、まだお互いに行っていないグリニッジに行ってきました。
初めてDLRに乗り、セントラルからでも割と時間がかかりました。



子午線をまたいでの写真撮影はお約束で、順番待ちの列が絶えませんでした。


残念ながら施設内は撮影禁止でしたが、様々な時計や星に関する展示がたくさんありました。
グリニッジ・パークからの眺めは素晴らしく、旧王立海軍学校や普段ロンドンであまり見ることのない近代的な高層ビルまでバッチリ。


ロンドンでここにしかないというプラネタリウムがあり、十何年ぶりに見ました。
プラネタリウムというと、のんびり星座を眺めるものだという認識がありましたが、ショートフィルムのような感じでした。


グリニッジの後はお土産を買うということで、別の友達とも合流してハロッズへ。
初ハロッズでしたが、内部はとても広くて観光客が絶えず、もはやデパートというより観光地でした。


最後はパブで一杯飲みながら思い出話に花を咲かせました。
M、オックスフォードでは本当にお世話になったしありがとう!色々あるけど、頑張って!