2011/12/26

Morocco 最終日(2011年12月5日)

ホテルをチェックアウトし、特に目的がなかったのでスークを見て回りました。


ふと革製のリュックが欲しいことを思い出し、適当に革製品を扱っているところへ。
相変わらず客引きがひどく、とあるお店のお兄さんが元気よく相手をしてくれましたが、「もっと大きいやつが欲しい。それは小さすぎる。」と伝えたら、しょんぼりして諦めてくれました。
自分が欲しいものを明確に伝えることが大事です。
次のお店に入ると、おじさんが『この客を逃がしてたまるか』という勢いで迫ってきました。
気に入った大きさとデザインのリュックがあったので、値札を見ると860DH。
手持ちがなかったのと、値切れることが分かってたので、迷うふりを開始。
おじさんは必死に「ベ~リ~グッドレザー。ベ~リ~ストロング。」と言って、ライターで火をつけて自分の商品の自信をアピール。
交渉をして700DH、600DHとどんどん下がっていき、最終的には半額以下の400DHを提示してきました。
もう少し値切れる気もしましたが、おじさんが面白かったのでその金額で購入。
相方さんの方もリュックを手にしていたので、「これも半額だよね?」と押したところ、おじさん苦笑いで了承。
楽しく良い買い物ができましたが、いかんせん革が臭い!早くこの臭いが消えてくれないかな。

帰りの飛行機までやや時間があったので、少し高めのフランス料理を食べることに。
元々フランスに統治されていたモロッコなので、モロッコでフレンチというのは間違いではないかと。



味は美味しいのに、物価の関係で安く食べられました。
しかし、格好がバックパッカーなので、店内でやや浮いてたような気も。

レストランを後にしてお土産を買う為に、マラケシュ内では珍しいスーパーへ。
お客さんも店員さんもお金持ちな雰囲気があり、ここでも貧富の差をひしひしと感じずにはいられませんでした。
優しいおじさんにバス停を教えてもらい、またもや客引きがうざいタクシーを何台も華麗にかわし、バスで空港に向かってロンドンへ。

モロッコという国は、アジアでいうところの東南アジアあたりの国のようでした。
日本人や韓国人がバカンスで物価の安い東南アジアの国へ行くように、ヨーロッパ人が同じようにモロッコへ行くのではないでしょうか。
実際、旅行者にアジア人は少なく、ヨーロッパ人やその他英語圏の人が多かったように感じました。
久しぶりに良い意味でも悪い意味でも活気のある国に行って楽しかったので、日本に帰ったら東南アジアへ行きたいです。

2011/12/18

Morocco 三日目(2011年12月4日)

この日はマラケシュ観光。
午前中いっぱいはホテルでゆっくりして、昼からエル・バディ宮殿に向かいました。
入場料は格安の10DH
しかし宮殿という立派な名前ながら、残されているのは廃墟といって過言ではない跡と地下牢跡くらい。
天気が良かったのでのんびり散歩といった感じで、入場料が安かったのもあってゆるく楽しめました。



ジャマ・エル・フナ広場に戻って昼食。
モロッコ名物のタジン鍋(チキンタジン鍋・価格は失念)を食べました。
しっかり火が通っていて、ナイフを使わずともほろほろと骨から肉が外れるくらいで、非常に美味しかったです。


その後は迷路のようなスークを抜けて、マラケシュ博物館/Musée de Marrakechへ。
こちらと、クッバ・バアディン、ベン・ユーセフ・マドラサの3箇所共通チケットで60DH
特にマラケシュ博物館の中央広間は一見の価値あり。
思わず声を上げたところ、他の旅行者からも「やっぱり声が出ちゃうよね。」みたいなことを言われました。
これらは展示物よりも、建物そのものが素晴らしかったです。






スーク内をうろうろ迷っていると意外と時間を消費していて、歩き疲れたのでジャマ・エル・フナ広場を望めるカフェでお茶。
夕方から日が暮れるまでいましたが、モロッコの空はグラデーションがとても奇麗でした。
ちなみにこのジャマ・エル・フナ広場とはかつての公開死刑場で、現地の言葉で『死人の集会所』を意味するそうです。


夕飯は例によって広場の屋台で済ませました。
ここは本当に客引きがうっとおしい。
加えて、食べ物が美味しいかどうか分からないので、現地の人が食べていたのを「ちょっと頂戴!」と味見させてもらったり、少し残った食べ残しをつまみ食いしたりして、いろいろ試してみました。
そして、最終的には安心のタジン鍋。

ホテルに帰る前に、ちょっと面白い出来事がありました。
水を買って帰ろうと小さな商店に入り、割とちゃんとした英語の発音で「How much is this?」と聞いたところ帰ってきた返事は

「ろく。」

6DHらしい。そしてお金を支払って「Thank you!」と出たところ

「ありがと。またね。」

発音は完全に日本語ネイティヴでした。
商売をして生活する上で、彼らはあらゆる言語の最低限レベルを身につけて、見た目で瞬時に何人か見分ける術は、尊敬に値しました。

2011/12/17

Morocco 二日目(2011年12月3日)

ホテルを後にして、カサブランカへ向かう為に駅に向かいました。


チケットを購入すると、前日に聞いていた値段より安く、週末料金で往復150DH
列車は行き帰りともに2時間毎なので、一本逃すと大変です。
11:00発の列車番号606に乗って、約3時間でCASA VOYAGEURS駅に到着。

カサブランカに着いてみると、思っていたよりも寂れた街でした。
とりあえず旧市街地を目指して歩いて、メディナを少しだけ回って、ハッサン2世モスクへ向かいました。



その途中、あえてメイン通りを外れて、スラムな感じの地元の人以外お断り的な通りを通ってみましたが、この国もまた貧富の差が激しい。
不謹慎かもしれませんが、こういったいわゆる“裏”の部分を見ることにも旅の醍醐味があると思っています。
何事にも良い部分と悪い部分があるので、両方を見て聞いて知っておくと、より深く理解できる気がします。

通りを抜けると、遠くからでも目視で確認できるハッサン2世モスクが姿を表しました。
モロッコ最大のモスクという、その大きさは伊達ではなく、その大きさにびっくり。


しかもすごく奇麗でした。
これを見た瞬間にカサブランカの印象がガラッと変わり、モロッコへ来たならここへ行かないのはもったいないです。
時間の関係で内部の見学はしませんでしたが、ツアーで見学ができるそうです。

帰りの列車の時間が迫っていたので急いで駅に向かいましたが、その際に来た道とは違った道を通り、そちらは非常に活気がありました。
着いた時には「期待とは違ってがっかりだな。」と思いましたが、きちんと行くべき所へ行ったなら、それは間違いだったと分かりました。
駅に着いたら実際には出発まで1時間余裕があったので、ケバブをTake away
店主のおじいさんは英語が通じなかったですが、身振り手振りでなんとかなるもんです。


20:50発の列車番号617に乗って、無事にマラケシュへ到着。
ジャマ・エル・フナ広場で遅めの夕食。
カタツムリやカレーやラムの姿煮(?)等を食べましたが、どれも激安。
肝心のお味の方は、相方さんはカタツムリがお気に入りの様子でしたが、個人的に当たりはカレーのみでした。




2011/12/13

Morocco 初日(2011年12月2日)

2011122日~5日、34日で相方さんとモロッコはマラケシュとカサブランカへ行ってきました。
ロンドン・ガトウィックを07:45発、モロッコ・マラケシュ11:30着。時差はありません。

空港の外に出ると、ロンドンとは違って暖かいどころか日が熱い!


アフリカ大陸なのである程度予想はしていましたが、バカンスに来たような嬉しい錯覚でした。
市街へはバスが走っており、タクシーの客引きのおじさん達を頑なに断り、往復チケットを50DH(モロッコ・ディルハム)で購入。
最後までタクシーを使うことはありませんでしたが、乗車料金は安いので、グループ旅行ならタクシーの方がおすすめです。

市街に着き、スークと言われる迷路のような市場(?)に予約したホテルに向かいますが、場所が全く分かりません。
周囲の物売りや道案内人からやたら声をかけられますが全て無視して、目についたホテルへ入ってレセプションの優しいお兄さんに道を聞いて、やっとのことで到着。
噂には聞いていましたが、スーク内は本当に迷路で、初見で迷わず行くことはほぼ不可能と言っても過言ではないでしょう。



モロッコは物価が安いので、今回はいつも通りのホステルではなく少しばかり良いホテルに泊まりました。
雰囲気は最高で、ホステルではなくホテルなので他人に気を使う事なく、今回は本当にリラックスできました。

ホテルを後にして、市街の散歩と、次の日にカサブランカへ行く予定だったので駅へ行って時刻表を確認しました。
その帰りに、モロッコに来ているに関わらずイタリアンを食べて、早めの就寝。



2011/12/02

Dublin 最終日(2011年11月20日)

遅めの出発で向かった先は、トリニティ・カレッジ/Trinity College
目的はこちらの図書館にある『ケルズの書』という、約1,200年前に作られた世界で一番美しいといわれる本の見学です。
日曜日は午後12時からの入場だったので、入り口で少し待って入場しました。
入場料は大人一人9ユーロ。チケット窓口は売店内に一つだけなので、早めに行くか空いている時に行くのがおすすめです。
残念ながら内部は撮影禁止で、『ケルズの書』をはじめとする貴重な本の数々や、図書館そのものも見所。
かなり昔に作られた本に関わらず、素晴らしい保存状態でびっくりしました。



カレッジを後にして、ランチを食べる為にこちらも事前に調べておいたQueen Of Tarts…というお店へ。
着いた時には込み合っていて人気の高さが伺え、約30分ほど待ってから入ることができました。
店内はとても可愛い内装で、食事の方もみんな満足した様子で安心しました。


その後は特に予定もなく、ぶらぶらと街の散策。
そして、同行者の為に色々と教会を探して入り口まで行ってみるも、入場料が高くて断念。
今まで教会といえば入場無料の方が多かったので、意外でした。
ユーロだからかもしれませんが、アイルランドは他の物も含めてやや物価が高い印象です。

最終的に日が暮れてきて、地元の人しか行かないような外れにあった適当なパブで、最後のギネスを一杯。


こちらも非常に美味しくて、いい意味で期待を裏切られました。
アイルランド(特にダブリン)で飲む新鮮なギネスは、世界一美味しいギネスに間違いありません。
ちなみに、後日ロンドンにあるアイリッシュパブでギネスを飲んでみましたが、あの美味しいギネスではありませんでした。

空港から市内までは往復10ユーロで、市内もコンパクトなので公共交通機関を使う必要はありませんでした。
ロンドンから日帰りでも十分可能なので、ギネスに興味があってロンドン在住な方は是非!
加えて、アイルランドからイギリスへの入国は、特に入国管理などなくスムーズに入国できて楽々。

この旅は大所帯で所々まとまりがなかったですが、たまにはグループ旅行もいいものですね。
またみんなとどこかに行きたい!