2010/07/25

ワーホリで海外生活すると英語ができるようになるのか【中編】

ロンドンにやってきて家と仕事を見つける間、ゲストハウスで多くの日本人と韓国人に出会いました。
彼らのうち数人はいわゆる“英語ができる方”で、話を聞くとそこにいたるまでには平坦な道ではないようでした。
英語ができるようになる為には、英語を勉強する時間・英語に関わる量・英語でしかコミュニケーションがとれない相手(友達・恋人)、大まかに言ってこれらが必要なようです。
同じ職場で働いている“英語ができる方”や“日本語が話せる非日本人”も同じパターンでした。
頭では分かっていたつもりでしたが、その体験をしてきた人達の話を聞いて、分かっていたつもりが確信に変わりました。
そういったことがハッキリし、ものすごく頑張れば自分でもなんとかなりそうだと思え、モチベーションは高まりました。

ワーホリビザで海外へ行く人の大半は、おそらく生活費を稼ぐために働く人が多いと思います。
長期滞在するためにはお金が必要ですから。
ある程度の都市であれば、英語をあまり使う必要のない仕事や日本語でできる仕事が簡単に見付かるでしょう。
英語圏にいながら英語を使わずに仕事をし、場合によっては単純作業なので言葉をあまり発さないのかもしれません。
さらには、生活するのにも英語は必要ではありません。
スーパーで買い物をするのに交渉は必要ありませんし、外食時のオーダーも単語だけで問題なく、切符は自動販売機で買えます。
友達は職場の日本人、娯楽にはインターネットがあります。
そういった環境に身を置くと、海外にいるという感覚が無くなってきます。
かく言う自分もその一人です。
「英語を使う仕事に就けばいいじゃないか」、それは簡単なことではありません。
そもそも“英語を使う仕事”に就くためにはある程度の英語力が必要であり、「鶏が先か、卵が先か」に近いものがあります。
また、“日常会話を英語でできる”だけではスキルとして足りず、“プラスαの能力”又は“仕事で使える英語”が必要だと思います。
それでも、積極的な方はなんとかそういった仕事に就くことができるでしょう。
個人的主観ではありますが、それには相当精神的にタフな方や根っからのポジティブな方でないと無理な気がします。
加えて、積極的な方やポジティブな方であれば、他人とコミュニケーションをとることが上手なので、友達が多くて英語を身に付けるのが早く、こうやって自分が書き綴っていること自体が理解できなのかもしれません。
消極的で日常会話ですらたどたどしい自分には無理な上、仕事を選んでいる場合ではありませんでしたし、日本語環境の仕事に就きました。
ただ、個人的には今の仕事に就いたことに全く後悔はありませんし、逆に早い段階で仕事を得ることができて運が良かったとさえ思っています。
ネガティブな文章で読んでて気分が悪くなったかもしれませんが、仕事と生活に関して上記が自分の感じたことです。
次世代のワーホリで海外に行く方達で、現地で英語を身に付けたいと考えているなら、これを最悪なパターンだと頭に入れておいてほしいです。

しかし、英語学習に関しては、日本にいた時とは全く違う自分がここにいます。

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