2010/05/31

フラット決定と危険な地域

昨日ロンドンにやって来て、昨晩アポを取ったフラットの見学へ今朝早速行って、考えた末に今日のうちに決めました。
子供連れの日本人駐在員もよく住んでいる、Actonという治安のいい地域で、とても静かで落ち着いたところです。
このフラットに決めた決め手は、日当たりが良くて部屋も広く、部屋に備え付けの洗面台がある上、自分の部屋からのみ直接庭に出ることができる点です。
全部込みで週105ポンド。
ZONE3で週105ポンドだとちょっと高い気もしますが、Actonでこの家賃だとまずまずといったところでしょうか。
大家さんは韓国人夫妻で、話をしてみると英語が上手でとても感じの良い人だったので、それも決め手のひとつです。
ただ欠点としては「友達の招待はご遠慮願いたい」ということでした。
このポストを読んでおられる日本の友人の方々、そういうことなのでイギリスに来る際には自分の部屋をアテにはしないで下さい。
また引越しするかもしれないので、その際にこの点が解消される部屋ならば、再度お知らせします。

フラットの見学をした後やることがなかったので、地下鉄とバスを使ってロンドン内をウロウロしてみました。


その際、治安が悪くて危険と言われているBrixtonへ、本当に治安が悪いのか確認の為に行ってみました。
地下鉄のBrixton駅に降り立ってみると、人がたくさんいるしH&Mや他の大型店もあるし、噂するほど治安は悪くなさそう…と近くのベンチに座ってしばらく周囲を観察していると、信じられない事が!

数人の男女が何やら話し込んでいるかと思っていたら、なんと白人男性が黒人女性に手錠をかけはじめました!
男性2人は私服警官だったようです。
見た目はそこら辺にいるような、ちょっとやんちゃなお兄ちゃんって感じで、まさか警官だとは思いませんでした。
何の容疑かは全く分かりませんでしたが、女性の方は観念した感じで特に抵抗する様子はなく、警察のバンで連行されていきました。
その逮捕劇が行われた場所が、すぐそこでは子供が遊んでいて、芝生では日光浴をする人がいる、平和な公園(?)のような場所だったのです。


周りの人も特に驚く様子ではなく、いつもの光景のような感じで見ていました。

その後、散策しながら冷静に周囲を見渡してみると、なるほど。
黒人とイスラム系の人が圧倒的に多い。
さらに、どこに行ってもアジア人を見かけたのに、自分以外にアジア人が一人もいませんでした。
真っ昼間でこんな感じなら、きっと夜は歩くことができないでしょう。
結論として個人的には、Brixtonの治安が悪いというのは本当でした。

部屋を探す際、治安の良い地域にのみ狙いを絞って探していましたが、正解だったようです。
引越しは、先方の部屋が開く6月7日の予定です。
早くこの安宿から出たい…。

2010/05/27

長いようで短かった3ヶ月

明日で学生生活も最後です。終わってみれば短かった3ヶ月でした。
入校当初に比べたら、確実に少しだけ力がついたと自負しております。
ただ、はっきり言って、学校に通ったおかげよりも自主学習によるものが大きいです。
終わってしまう今では、高いお金を出して学校に通う必要があったのかと考えると、英語に関しては必要がなかったと思います。
人との出会いや、この国の生活と英語に慣れるという意味では、非常に有意義なものでした。
考え方によっては、高いお金を出してサークル活動に参加したようなものなのかも。
ある程度のレベルであれば、そこからネイティブならではの表現を身に付けたり、進学や仕事に必要なレベルの高い英語を身に付けられ、価値があると思います。
これから留学やワーホリを考えている方は、絶対に日本である程度まで力を付けておくべきです。海外に行けば英語ができるなんて幻想です。
逆に、個人的にはそういったことを身をもって体験して知ることができたという、いい経験ができました。

そして自分は英語ができないので残念なことに、ホームステイで滞在しておきながらホストファミリーとあまりふれ合うことができませんでした。
しかし、文化や食事等一般的なイギリスの家庭を知ることができたし、ホストマザーもホストファーザーも本当にいい方達で、滞在中は気持ちよく生活させて頂けたことに感謝の気持ちでいっぱいです。
可能ならば、まだまだこの家に住み続けたいところです。
ホームステイにして本当に良かったと思えた反面、海外で生活するには、その国の言葉をある程度のレベルまで引き上げておかないと悲惨なことになるなと痛感しました。
もちろん、根っからのポジティブな方や人見知りをしない方は除きますが…。

オックスフォードは小さな町で、行けるところはだいたい行った気もしますが、実はまだ行っていない所も多数あります。
だらだらと毎日過ごしてきて、今更ながらちょこっと後悔です。
“いつでも行ける”なんて思ってると“行けなくなる”ということもよく分かりました。
周りの友達は限られた時間しか無いからか、どんどん旅行に行っているので、自分も見習わなくてはと思う今日この頃です。

さて、学校が終わってからの今後の予定ですが、全くの白紙です!
1ヶ月かけてフラットを探しましたが、いいところが見付からずにホームレス決定。
とりあえず、ロンドンの安宿を1週間抑えたので、そこを拠点に新たな気持ちでフラット探しを続行です。
下手したら安宿に1年滞在とかになったりして…それはそれで面白そうですが。
また、並行して仕事も探さなくてはなりません。仕事に関しては何件かメールを送ってみましたが、返信無し…。
生活の基盤さえ作ってしまったらなんとかなるとは思いますが、完全にグラグラしている状態で新生活を迎えることになります。
今まで日本に帰りたいと思ったことはほぼありませんが、モチベーションが一気に崩れ去り、尻尾を巻いて日本に帰ることになるかもしれません。
格好悪くて仕方がないですが、日本のみなさん、その際はどうぞ暖かく迎え入れてやって下さい。

2010/05/23

ボドリアン図書館

オックスフォードで過ごす最後の日曜日の今日、行きたかったボドリアン図書館に行ってきました。


『ハリー・ポッター』のホグワーツ図書室として撮影で使われたデューク・ハンフリー図書館は、ガイドツアーでしか見学できないのでガイドツアーに参加。
ツアーガイドのおばちゃんの英語は聞き取りやすい発音でしたが、流れるように早く話されていたので理解できたのは約10%程度。
ネイティブの人達はおばちゃんのジョークに一緒に笑っていましたが、自分にはそこまで理解できるわけもなく、必死で聴き取ったのに理解度約10%…。
加えて、ガイドツアーなのでゆっくりと写真を撮る暇がなく、『ハリー・ポッター 炎のゴブレット』でホグワーツ医務室として撮影で使われたディヴィニティ・スクールはかろうじて数ショット収めることがきましたが、デューク・ハンフリー図書館は撮影禁止でした。
あ、慌てて撮ったから手に持ったパンフレットが右下に写りこんでしまっている…。


こちらの歴史的な建物は外観も美しいのですが、とにかく内装が素晴らしい。
数百年前に細やかな細工を施した石造りの建物を建て、それが現代にも残っているというのは本当にすごい。
ボドリアン図書館の中から窓越しに空を見て、数百年前の人もきっと同じ場所で窓越しに空を見ていたかと思うと、とても感慨深いものがありました。

2010/05/19

オックスフォードの中の小さな日本

オックスフォードで知り合いになった日本人夫妻に、以前から図々しくも「和食を食べさせて下さい!」とお願いしていて、昨日お邪魔してきました。
用意された食事はもちろん和食で、まさかイギリスに居ながら手作りの和食、それもワカメ入りのみそ汁が飲めるとは思ってもみなかった!
もちろん全ての料理が美味しくて、おかわりまでさせてもらい、食後には緑茶まで出していただいて、満足とかなりの感激をしました。
そこはまるで、小さな日本でした。

奥様は本当にテキパキと動く方で、終始気を使っていただいて大変恐縮でした。
また、大和撫子とはまさにこういう方のことを言うんだなぁ〜と、ご結婚された旦那さんがとても羨ましかったです。
旦那さんからは全く知らない分野の色んなお話を聞けて、とても有意義な時間を過ごせました。
日本語なのでもちろん会話にストレスはなく、やっぱり人との出会いは面白いな、と異国の地で再認識です。
しかも、帰り際にお土産までいただいた上、旦那さんに家まで車で送っていただきました。

素晴らしい方達に出会えた、自分の運の良さにびっくりです。
イギリス生活はまだ始まったばかりなのに、早くも運を使い果たしてしまわないかと心配です。

この場を借りまして…Iさん、本当にありがとうございました!
日本に帰ったら是非お礼に伺いたいと思います!

2010/05/15

またまたレベルアップ

学校生活も残すところあと2週間のこのタイミングで、スピーキング&リスニングのクラスに続いて、一般英語のクラスも来週よりIntermediateにレベルアップします。
昨日のテストの時に先生からレベルを上げようと言われ、自分には時間がないと伝えましたが、それでもあなたの為には上がるべきだと言われました。
はるか昔の学生時代に、まともに英語を勉強してこなかった低学歴の自分みたいな者には無理だと思っていましたが、やっとまともなレベルに到達できました。
しかし、いかんせん時間がない!
加えて、自分としてはそこまで英語が出来ると思っていないので、新しいクラスに馴染めるか不安です…。
どちらにしろあと2週間なので、頑張れるだけ頑張ってみたいと思います。

ちなみにIntermediateとは“中級の”という意味で、うちの学校の場合下から
Elementary:YES・NO等、極めて簡単な会話ができるレベル。
Pre-intermediate:基本的なコミュニケーションが取れるレベル。
Intermediate:ぎこちないが、一般生活で支障ないレベル。
Upper-intermediate:完璧ではないが、不自由なく英語が扱えるレベル。
Advanced:テレビやラジオを楽しめて、ネイティブに近いレベル。
という感じでレベル分けされています。
尚、レベルの解釈は個人的解釈なのであしからず。

2010/05/13

日本語を話す英国人

今日、日本語を学んでいるイギリス人男性に、日本人の友達と一緒に会いました。
彼はきちんと日本語を学んだ期間は2年間なのに、かなり上手に日本語を話すから本当にびっくりしました。
読み書きもそこそこできるが、1年ほど日本語環境から遠ざかっているため、徐々に日本語力が落ちているとのこと。
それでも、外国人特有の違和感のある発音ではなく(外タレさんは何年も日本にいるのに発音が下手だったりしますね)、こちらの話すネイティブスピードでもきちんと理解していて、“すごい”の一言でした。
イギリスの文化や彼の経緯などを聞いて、それだけ上手に日本語を話せるのだから是非とも聞いておきたい質問を投げかけてみました。

Q:どうやったらもっと英語が上手になりますか?
A:日本語の話せない恋人を作ったらいいと思います。

Exactly! I want girlfriend who can't speak Japanese!

話したい相手がそこにいたら、当然話しかけます。
それが恋人だとしたらなおさら。
よく聞く語学の上達パターンですが、実体験をして実際に上達した人と話してみて、やっぱり効果はかなりのものなのだなと実感しました。

そしてきちんと頑張れば、ある程度のレベルに到達できるんだと、わずかながらビジョンが見えました。
それにしても、難しい日本語をあれだけ話せて聞けるのは本当にすごい。
見習わなければ!

2010/05/07

またレベルアップ

日ごろの努力の賜物か、来週よりスピーキング&リスニングのクラスが一つ上がります。
嬉しい半面、正直ちょっと不安です。
自分としてはそこまでレベルが上がったと思っていませんし、実際リスニングができてない時の方が多いような…。
しかし、今までたくさんの生徒を見てきた先生達の判断なので、きっと間違いないのでしょう。
自分の入校以来、一緒に頑張ってきた友達と別のクラスになるのは寂しいですが、ラスト3週間のここが踏ん張りどころか!
ただ、新しいクラスに一人だけひょこっと入ると、かなりアウェー感を感じるのでちょっと嫌なんだよな〜。

2010/05/05

二回目の散髪

髪がまた伸びてきたので、前回と同じ床屋さんに行ってきました。

前回と同じお兄さんに、多少なりとも成長した英語を披露できたら…なんて思って行きましたが、残念ながらおられませんでした。
今回はお姉さんでしたが、注文はまたしても簡単で、「先程の(自分の前にやってもらっていた)おじさんと同じように!でも、ちょっとだけ長く!」と言うだけ。
ヘアスタイルにこだわる人や女性は注文が大変なんだろうな〜と、カットの最中に思っていました。

基本的には会話を楽しめる英語力ではないので終始無言でいたら、最後にお姉さんが「何歳なの?」と聞いてきて、自分の年齢を言うとびっくりして「25歳位だと思ったわ。」と。
アジア人はどれだけ若く見られるのだろうか。
童顔のアジア人だったら、下手したら10代に思われるのかも?

2010/05/03

2010年May Day 3連休終了

初日はロンドンへ友達に会いに行きました。
いずれ必要になるし作りたかったoyster cardを作り、その後は行きたかったロンドン三越内の本屋さんへ案内してもらいました。
店員さんが丁寧な日本語で常連さんらしき人に「お体の方はいかがですか?」と言っていて、そこはまるで日本!
残念ながら欲しかった本はありませんでしたが、トイレも借りられるし、かなり利用価値の高いお店だなと確認できました。
隣接するジャパンセンターにも行ってみましたが、そこも店内はまるで日本。
久しぶりに日本の文化に触れられてテンションが上がりました。


夜ご飯はTokyo Dinerというジャパニーズレストランへ行き、久しぶりにジャパニーズスタイルのカレーを食べることができました。
ご飯の大盛り無料ということで、もちろん大盛りにしましたが、大盛りにせずとも普通にボリュームたっぷりで、結果残してしまいました…。
しかし、日本の(おそらく)お米をたくさん食べられて、かなり満足。

2日目は朝から頭が痛くて何もする気がせず、家で寝ていました。
ルームメイトのロシア人が薬をくれましたが、オレンジ色のタブレットがなんと4錠。
「これを一度に飲むのか?」と聞くと「もちろん。30分後には良くなってるよ。」と言って、自分が飲むのを見ているので4錠一気に飲みました。
彼の言うとおり30分後にはすっかり良くなり、彼に感謝の言葉を伝えました。

最終日3日目は、朝から胃が痛くて痛くて…。
初日にカレーをお腹いっぱい食べたからか、2日目の頭痛薬のせいなのか…。
イギリスに来てからずっと体調が良かったので、この連休は久しぶりに体調を崩してしまい、調子に乗って慣れた頃になんとやらとはこういう事なのかもしれません。
昼に日本の友達とskypeで話をし、シティセンターに出てスタバでネットを少しして大人しく帰ってきました。

連休中は雨がよく降った上に寒かったので、大きな予定を立てなくて正解でした。
明日からは、ついに学校の最終月の開始です。
あと4週間でどれだけ力を伸ばせるか。
加えて、家探しと職探しもしなければなりません。
この5月はちょっと忙しい1ヶ月になりそうです。